4回シリーズでお伝えしている初期投資0円で省エネに取り組める方法について、
今日はその3回目です。
(注意)ここに紹介する方法は、年間の光熱費が2億円を超える事業所を対象としています。
それ以外の皆様は、省エネサービス「知省®」をご覧下さい。
昨日は、人材育成やマネジメントシステムを導入して成果を作るために、
一つ一つ異なる会社、事業所の現状と社風・文化に合わせてコンセプトを練り上げる必要がある事までを
お伝えしました。
さて、1つ1つ異なる会社や事業所の現状、社風や文化に合わせてコンセプトを練り上げるために必要不可欠な要素は何か。
それは、「手順」です。
3つのステップが必要です
物事にはすべて、手順があります。
しかし、この手順が何らかの理由により乱れた時、物事はスムーズには運びません。折り紙で鶴を折る時、プラモデルを組み立てる時、手順を誤ったら完成させることはできません。これと同じように、省エネで成果をつくる際にも、このシンプルな原理が作用します。
省エネで成果を創り上げる際に必要なステップは3つあります。
1つ目は、初期の成果が出来るまでの期間、「仕組み構築期」です。
2つ目は、成果を生み出すためのプロセスを習慣となるように固定化する「仕組み定着期」です。
3つ目は、自律的で自発的な活動になることを見守る「仕組み見守り期」です。
各ステップの期間は、事業所の実情により異なりますが、どの事業所に於いてもこの3つのステップを順に辿らなければ、創り上げた成果や省エネの仕組みを継続させることが出来ません。ぞれぞれの事業所の事業内容や文化にあわせた仕組みが出来るためには、それぞれの事業所の中で関係する人と共に醸成されるプロセスが必要不可欠な要素となっています。
従って、ある程度の期間(時間)はかかります。プロセスを省略することは出来ません。
「手順」が大事な要素になります。
どんなに素晴しい設備でも、それを使うのは人
どんな素晴らしい設備があろうと、どんなに素晴らしいマネジメントシステムがあろうと、
機能してなければ成果はゼロ円です。機能しているマネジメントシステムは、5%に満たないと言われています。
この現実を あなたはどのように受け止めるでしょうか?
ここにブレーク・スルーの鍵があります。
この鍵は、実際に最新鋭の設備やマネジメントシステムを起動させ、継続させるためのコアの発見のためにあります。
コアが欠けていれば最新鋭の設備も素晴らしいマネジメントシステムも機能しません。
エコエナジーでは、さまざまな事業所において、設備やマネジメントシステムが最適に機能し、それが継続するようコアを発見することに注力して参りました。
何が起動や継続にもっとも効果があるのか、その因子を探し当て、研鑽して参りました。
これにより、成果を保証するソフトESCOというスキームを皆様に提供できるように構築することができました。
この方式は大手家電メーカーでも採用され、導入当初、誰もが信じることも想像することも出来なかった成果を6ヵ月後に創り出すことに成功しました。
正確には導入後1週間で、誰の目にも明らかな成果を創り出しています。
省エネのスペシャリストが数百人もいる会社での出来事です。スペシャリストが驚嘆したほどでした。
しかし、これは序章にすぎないと私は捉えています。
問題は、出来た成果を反復継続して、必ず出来るようにする「定着」と「継続」にあります。
ところが、「定着」と「継続」、言うのは簡単ですが、実はこれが一番難しいテーマになります。一度できた事は、「もう大丈夫。私はいつでも出来る」と思いがちですが、日々多様で多量の業務に追われる中では、目の前の業務に気をとられ、出来る事も出来なくなります。繰り返すうちに、やり方や手順を忘れ、本当に出来なくなってしまうことも多々あります。
また当社の省エネ人財育成プログラム「EcoFitness®」を真似ようとした会社がことごとく失敗をしています。 何があって失敗をするのか。その理由は何か。
逆に、エコエナジーには、なぜ省エネ人材育成プログラムを構築し、成功できているのか。次回はこの理由について考えます。
続きはまた明日。