平成28年より、省エネ法定期報告書に基づく事業者クラス分け評価制度が始まりました。
今年届いたクラス分け評価は、平成28年7月末日までに提出した省エネ法の定期報告書に基づいています。
従って、もし平成28年4月~今年3月までにBクラスを脱していれば怖くない通知です。
もし、対応できていないならば問題です。
上の表をご覧下さい。Bクラスは28年度提出の定期報告書では全体の12.1%
その前の年27年度提出の定期報告書によれば10.6%で増加しています。
もし、2年連続でBクラスの通知が届いたならば深刻です
そもそも事業者クラス分け評価制度とは、パリ協定により、新たに日本が踏み出す地球温暖化対策の一つです。
省エネは、地球温暖化対策の有力な手段です。省エネを推進するために省エネ法を強化するのは
当然あると考えて良いでしょう。この制度は、下の表に示す対象事業所のエネルギー管理統括者に送られています。
省エネ法の実効性を高める政策ですから、エネルギー管理体制のトップに届くのは当然です。
通常エネルギー管理統括者は、総務関係の役員が就いているケースが多く、この通知が届いてかなり慌てて
ご担当である貴方が呼ばれたと思います。
Bクラスとなる理由はこれです
・エネルギー管理体制(組織)があるが、事実上機能していない。
・エネルギー管理統括者が省エネに価値を感じていない。
・エネルギー管理企画推進者が省エネの意味を理解していない。
ゆえに毎年1%の削減という努力義務が達成できず、かつ2年連続して原単位(単位当りのエネルギー使用量)が
増加しているのです。
価値が分からなければ、予算の付けようがないと思いませんか?
意味が分からなければ、組織を運営できないのではありませんか?
組織が運営されないから、管理体制図に何人の人を配しても、何も変わらないのではありませんか?
あの工場が・・・、あの現場が・・・ではという前に、体制が出来ていないのでは、話をもっていく場がありません。
Bクラスの通知を受けている会社は、ほとんどここに原因があります。
だからLEDを、だから設備更新を・・・ではありません。
咳が良くでる
解決法は
咳止めの薬で咳を抑えるのは愚の骨頂ですね。
原因が何か分からないのに、今目の前の現象を回避するだけです。
本当の原因は風邪なのか喘息なのか、それ以外の病気なのか
医者に診てもらい、対処するのが正しいやり方です。
省エネも同じです。
Bクラス通知の原因を探す前に対策を立てるのはナンセンスではないでしょうか?
その現象が、特定の工場に、特定の現場に一時的に現われたとしても、根は違う場所にあります。
エコエナジーは、そんな貴方の力になることができます。
エネルギー管理体制の構築、活性化が得意であるといえる省エネコンサルタントは、数名しかいません。
また、この課題について標準メニューがあるのは当社だけです。
標準メニューに該当する項目があるということ、それはこの課題に対処する能力があり、経験がある証だと
私達は考えています。
気になったら方は、セクレタリー宛に御連絡下さい。連絡先は 03-3862-9898
ENEX2018で特別講演を行います。
演 題 : 「 Bクラス評価をもらって困っている方 と Sクラス入りを目指す方へ
~ 9割の人が知らない仕組みと仕掛け ~ 」
日 時 : 平成30年2月15日(木) 14:15~15:15
場 所 : 東京国際展示場(東京ビッグサイト)
東1ホール内 セミナーA会場 (出展者プレゼンテーション会場)