ソフトESCO ~設備投資なしでもエネルギーコスト▲30%を実現~

2017年2月16日(木)、一般財団法人省エネルギーセンターの主催するENEX2017の出展者プレゼンテーションルームにて、弊社代表コンサルタント伊藤智教による特別講演が開催されました。まるで一足先に春が訪れたかのような、温かい日差しに恵まれる中、100名余りの方にご来場いただきました。お忙しい中、スケジュールをご調整いただきお越し下さいました皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。

14の展示会が一堂に会した今年、エコエナジー株式会社は、関東経済産業局ならびに一般社団法人ESCO推・エネルギーマネジメント推進協議会の主催する「省エネルギーフェア2017」の一出展社として、「☆ソフトESCO☆設備投資なしでもエネルギーコスト▲30%」をテーマに3日間出展致しました。

講演の冒頭では、これまで15年間、エコエナジーが何を目指し、何のために省エネコンサルを行ってきたのか、そして今後、何を行っていくのかをお伝えし、その上で、この15年間に「どのような事ができたのか」をご紹介させて頂きました。
続いて、2月に新聞発表のあった「91.5%の経営者が温暖化対策を重要な経営課題と位置付けている理由」をテーマに、省エネの成果と役割について参加者の皆様と情報を共有しました。

エコエナジーの省エネメソッドを用いた実績として、業種や効果金額を示して製造業、公共施設、テナントオフィス、アミューズメント施設等6件の事例をご紹介し、皆様から高い関心を頂きました。
同時に、「設備投資なしで、なぜこのような実績が出せるのか?」これは、当社ブースにご来場頂く皆様から最も多くお寄せ頂く疑問ですが、この時もご参加いただいた皆様が一様に抱く疑問として会場が覆われたように感じられました。

「何をやったら30%も削減できるのか?」誰もが質問したい、そのような表情に変わられました。講演では、この点について詳しくお伝えさせて頂きました。

まず、これまで見過ごして来た「省エネの新大陸」と3大要素について解説致しました。これまで最も優れたビジネスモデルとされてきた「ESCO」のポイントをお伝えし、優れたモデルであるESCOにもカバーされていない領域があることを皆様と一緒に確認しました。ESCOでは対応しておらず、エネマネでも死角に入ってしまっている「省エネの新大陸」、この未開の領域を開拓するのが「ソフトESCO」です。

省エネの3大要素
省エネの3大要素

省エネには、大きく3つの要素があります。
①ベスト・マシン(省エネ形設備への更新)
②ベスト・メンテナンス(保守・チューニングの最適化)
③ベスト・オペレーション(最適な運用)

従来、省エネの要素は、①と②であると考えられてきました。 9割の方が存在にさえ気が付かないでいた第3の要素、それが③になります。

エコエナジーでは、③のベスト・オペレーション(最適な運用)を 順序とやり方を整理し、プログラムとして構築し提供して参りました。「ソフトESCO」は、このプログラムを提供するに当たり、事前に行う可能性診断により期待効果を確定し、成果を保証して提供するスキームです。講演では、「ESCO」と「ソフトESCO」を対比して、それぞれの扱う領域が異なること、ならびに「ソフトESCO」の有用性を皆様と共有しました。

最後に、「ソフトESCO」を導入することでなぜ現場に人材が育つのか、その具体的な仕組みや方法、考え方を解説し、実際に導入した会社にて指導対象者が「人材としてどのように変化・成長していくのか」、「組織の中にどのような変化が起きるのか」、「どのような指導がなされているのか」にお応えするため、ご提供しているカリキュラム内容の一部をご紹介させて頂きました。

技術革新の波は、次から次へと押し寄せています。今後も加速度的に増すのではないかと思われます。溢れる情報の中で、何を選択し取り入れていくのか。「最適化」に向けて何を選択するのか。「最適化」を目指すために、何が必要されているのか。私達は「流れに身を任せるのではなく、意志を持って進む」時代に生きているのではないでしょうか。

私たちは、誰もが「よりよく生きたい」という思いを抱いています。誰もが「考える力」を持っています。1人1人がその「考える力」を十分に発揮した時、製造・サービスの現場は活性化します。
私たち人間は、自らの行動が企業の利益に結び付くこと、存在を評価されることに、やり甲斐を見出します。利益創造が温暖化対策にもつながることに喜びを見出すことが出来ます。

今、そのような受講者の皆様が、次々と「誕生」しています。

エコエナジーでは、施設設備の最適な使い方をトレーニングし、日常業務の中で省エネ活動を実践し、エネルギーコストを削減しています。ご採用事業者様においては、製造の現場・サービスの現場で「考える力」が活性化しています。私たちは、このような皆様とご一緒に、これからも「エネルギーと美しい地球を次世代に繋ぐ」べく、取り組んで参ります。

お忙しい中、最後まで熱心に耳を傾け、ご参加くださいました皆様、誠にありがとうございました。たくさんのうなづき、ご賛同の笑顔、そしてお寄せいただきましたお問合せの数々に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。