「ソフトESCO」を活用した 省エネの取組事例

 2016年1月19日(火)、関東経済産業局ならびに一般社団法人ESCO推進協議会の主催する省エネルギーフェア2016プレイベントとして、「民生部門向け省エネセミナー」が開催されました。今後も値上がりし続ける事が想定されている電気代、この電気代の値上がりが、今後、企業や組織の利益を蝕み、存続を脅かしかねないと危惧される中、省エネに対する皆様の意識、関心の高さを表すのでしょうか、当セミナーには、主催者側の当初の予測を大幅に上回る申込みがありました。

弊社代表コンサルタント伊藤智教は、省エネ事例紹介企業の1社として登壇させて頂きました。「ソフトESCO」を活用した省エネの取り組み事例と題して、20分という限られた時間ではございましたが、『省エネに取り組む事は利益をつくる事』になり、「ソフトESCO」による省エネに取り組んだ組織がどのような省エネ実績を出し、どのような変化を遂げられたのか、なぜ、『省エネに取り組むことで組織力を強化する』ことができるのかという事についてご紹介させて頂きました。

正しく省エネを行えば、コストは削減できます。
正しく省エネを行えば、利益をつくる事ができます。
正しく省エネを行えば、企業組織を守る事ができます。

その正しい省エネの具体的な手法が、「ソフトESCO」です。
エコエナジー(株)は、お客様と積極的に「効果的な」成果を追求する中で、この「ソフトESCO」を開発しました。

セミナーの中では、そもそも「ESCO」とは何か、たくさんの高性能な機械設備があふれ、画期的な「ESCO」という仕組みをはじめ優れた手法がありながらも、なぜ多くの企業組織において、思い描いたとおりの省エネの成果が出せていないのか、成果が出せない理由はどこにあるのか等について確認し、社会に浸透している「省エネ」の定義、捉え方について振り返りをした上で、「ソフトESCO」とは何か、その特徴や「ESCO」との違いを紹介させて頂きました。

また、①「ソフトESCO」を導入して10年以上の組織が、毎年どのような月でも、徐々にコストを削減し、導入時より毎年コストを削減し続けている事例や②オール電化に切り替えて、ガスの利用分がそのまま電気代に転嫁された企業に於いても、「ソフトESCO」の導入により、翌月以降、毎月使用電力量を削減し続けている事例、③「ソフトESCO」を導入して健全なエネルギーの使い方ができるようになった時点でLEDを導入し、より最適なエネルギー管理体制を構築している事例等が紹介され、なぜ、そのようなことが実現できるのか、「ソフトESCO」とは一体どのような手法であり、どのような事を行うのか、「ソフトESCO」の真の魅力に迫る情報も複数公開されました。


さて、日本の温室効果ガス削減目標は「2030年に13年比26%減」と設定されています。これは、エネルギーの需給構造を見直し、実現可能な技術や政策を実施して、「徹底した省エネ」を図ることにより実現できる値を根拠として算定されています。
徹底した省エネを図るためにも、省エネがなぜ必要であり、効果的な省エネ活動がどのように推進されると良いのかといった、省エネの意義や価値を1人でも多くの方と共有していく事が不可欠となるのではないでしょうか。

本セミナーでは、省エネにご関心が高く、自社にあるいは社会に役立つ対策法を求めて参加された方も多く、3時間にわたる長時間のセミナーではございましたが、皆様、真剣にメモを取り続けたり、ポイントにチェックされたりしていらっしゃいました。最後まで真剣に参加してくださいました皆様に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。