ソフトESCOとは

 省エネプロフェッショナルの伊藤智教です。

ソフトESCOとは?

省エネの成果を知財によって実現します。さらにその成果を保証します。

ポイントは、パフォーマンス(成果)を保証できるか否かです。

パフォーマンスを保証するのは、診断力です。

ハードやメンテナンスの診断は公開されており、程度の差はあるもののESCO事業者であればできますが、

運転・運用面の診断法を確立しているのは弊社以外にありません。

省エネを実現すると、使用するエネルギーの量が少なくなります。
設備更新を包括的に行い、省エネの効果を保証するESCOというビジネスモデルがあります。
ソフトESCOは、設備の代わりに知財を提供して、省エネの効果をつくります。もちろん成果を保証します。

省エネの効果は大きく2つあります。

1つは、エネルギーコストの削減です。

年々上昇するエネルギーコスト。特に値上がりが著しい電気代については、
新電力への契約変更によるメリットが強調されていますが
実際には、3~5%程度のコスト削減効果しかありません。

しかも、原契約との相対比較で、絶対値ではありません。

もう1つは、温室効果ガスの削減です。

私たちが利用している主なエネルギーは、電気、石油、ガスです。
電気は98%が、石油やガスは100%が化石燃料で、温室効果ガスを発生させます。

新しい温暖化防止の国際的な枠組みを決めるCOP21の作業部会が10/19より始まりました。
温暖化の防止は国際的な課題であり、国や自治体も、事業者や個人も無関係ではありません。

省エネは、温室効果ガスを削減する最も有効な手段の1つです。 

新電力への契約変更と省エネは別物です。

どこで電気を購入しようとも、電気の単価が安いか高いかの話です。

単価の安い電力会社に契約を変更するのは、単価の安いガソリンスタンドを探し回るのに等しいのです。使っている車が変わらなければ、燃費は変わりません。使用量も変わりません。

あなたが、せっかくガソリンの安いスタンドを探し当てても、ガソリン価格そのものが上昇すれば、効果は限定的となります。

一瞬 安く調達できただけです。使用量は変わりません。

省エネは、使用するエネルギーの量を削減する手段です。省エネは、単価の高低とは関係がありません。


一瞬だけ安く調達しても、電気の燃料である石油やLNG価格、為替の相場が変われば、そのメリットも瞬時に消滅してしまいます。


エネルギーの使用量が削減出来る事と、エネルギーの単価が安くなる事は別のことであるしっかりと認識する必要があります。

燃費の良い設備に変えれば、たしかに使用量が削減できます。

使用量を削減する方法は、車で例えてお話しすると「燃費の良い車に変える」事です。

当然投資が必要です。ゆえに、省エネとは設備を更新する事と思い込んでいる方も多くいらっしゃいます。

この省エネ性能の高い設備に更新するには、当然投資が必要です。設備投資をするまで成果はありません。

ESCOとは、設備投資の原資をESCO事業者があなたに代わってリースで調達する仕組みです。

省エネ性能が高い設備が入れば、使用するエネルギー量が下がります。つまり、同じ仕事をするのに少ないエネルギー量で足ります。

エネルギー使用量が少なくなった分だけコストが削減されます。

ESCO事業者は、このエネルギー削減量を保証し、削減できたコストから
「機材費のリース料」と、「事業者の利益」と「お客様の利益」を作り出します。

このように、省エネ性能が高い設備と、機械設備のリースという仕組みを用いて、
お客様に「新しい設備」と、5%前後のエネルギー使用量の削減に相当するコスト低減を
提供するという、夢のような仕組を使っています。

しかし、実際に成果が目論見通りに得られたという会社は、残念ながらごく僅かでしかありません。
多くは十分な効果検証を行っていないため、「メリットが有ったはず」でしかないのです。

エネルギーの使用量を少なくする方法は、1つ目の設備更新とそれ以外にも2つあります。

2つ目は、燃費が良くなるように整備をする事です。

エネルギー使用量は、設備の省エネ性能に影響しますが、整備状態にも影響します。

3つ目は、エネルギーの使用量が少なくする効率の良い運用をする事です。

これを車に例えますと、1つ目が「省エネ性能が高い車に更新する事」、2つ目が燃料効率をよくするために「整備(メンテナンス)」する事、3つ目が「効率の良い運転(エコドライブ)をする」事です。

私たちが関わった多くのお客様では、1つ目と2つ目の省エネは実施されていますが、

3つ目の省エネは行われていませんでした。

ソフトESCOは、省エネの成果を保証して、皆さんが実施していない運用面にアプローチします。

私たちエコエナジーが、ソフトESCOとして提供しているのは、

省エネの効果を最大限に発揮できる運用方法について蓄積した知的財産(知財)です。
ソフトESCOをご導入された会社では、知財提供を受けた後に「人材」が残ります。

ソフトESCOを一言で表すならば

設備投資不要で省エネの成果が保証され、企業の利益づくりに貢献する仕組みです。